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9月29日 Wed 「眠る場所で。」![]() 夏場の昼寝は、玄関の石のひんやりしたところや、植木鉢の近くの床で眠ることが多かったのですが 今週あたりからはソファでごろんとしたり、夜も布団の上で寝ることが多くなってきました。 猫の眠る場所で季節を感じるのって、ちょっと新鮮。 喉が痛いので、大根あめ(大根のハチミツ漬け。民間療法)をすする日々。 寒気のする夜は腹巻きも! 季節の変わり目、みなさまもどうぞお気をつけて。 |
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9月26日 Sun 「2010年のドングリ、きのこは不作?」 いっきに晩秋へ突入してしまい、鼻炎もひどくなるし、喉がちょっこし痛いです。 (『ゲゲゲの女房』を半年観てたら島根の方言“ちょっこし”がすっかりクセになっちゃいました) 今年は雨も少ないし、おまけに100年に一度だかの記録的な猛暑で、ドングリもきのこもかなり不作の模様。 ニュースでも、餌になるドングリが少ないから人里に熊が降りてきてるっていってたし。 土曜日、毎年きのこがわっさわさ出る緑地公園を歩いてきましたが、気配はまったくなく。 今年は台風もきていないし、大地が奥の奥までパサパサに乾いていている感じ。 もう9月の終わりだというのに、きのこがないと、なんだか森が静まりかえっているような感じです。 唯一発見したのが、この化石のようなカッピカピの天然酵母パンのようなきのこ。 ![]() ドングリも少なめ。アベマキを少し拾う。スダジイはまだ青かった。 頭上にはくるんと巻いたオトシブミの葉っぱが。 ![]() ![]() ドングリ標本箱、新種がふたつも増えました。 イヌブナとムラサキセイヨウブナのどんぐり。 (ブナのどんぐりと見比べても正直どれがどれだかわかりませんが) 全体的には不作っぽいけど、新種がふたつも拾えただけでも2010年秋はいい年だった!!といえそう。 ![]() これも初採集、ニワウルシの翼果。 この先っちょひねりがたまらなくカワイイ!! 高いところから落としてみると細かいひねりで回転しながら落下します。 風に乗るとこのふしぎな形状の翼のおかげでちょっと遠くまで種を運べるというわけです。 これはすっかり熟した種ですが、樹の上にはモミジのプロペラと同じように紅く色づいた翼果が鈴なりになっていました。 |
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9月25日 Sat 「美味しいもの、たくさんありますが‥」 まだ続いてます‥。しばしお付き合いを! 北海道の美味しいものはありすぎてほんとお土産ひとつ選ぶにも迷ってしまいます。 海の幸山の幸、そしてあふれんばかりのスイーツ天国。 千歳空港のお土産コーナーの充実ぶりは日本一と思ってしまうほどの勢いがあり いつ帰っても目新しいものがたくさん並んでいて、つい目うつりしちゃいます。 日持ちがするものでよくお土産に選ぶのは、地元のお店もりもとの雪鶴や太陽いっぱいのゼリーシリーズ 北菓楼の開拓おかきシリーズでしょうか。 そして自分の家用には山わさびも。 しかし、今回はあえて別のものをご紹介。 今回の旅のテーマのひとつであった「北方民族」的目線で選んださけの皮のおやつ。 ![]() ![]() パリパリ軽いチップス。なかなかの美味。 遠足にこれを持って行ったらギョッ(魚ッ)とされること請け合い。 ![]() アイヌのひとびとはこれで靴をつくってしまうのだから、すごい。 ![]() 空港内で飲めるハスカップジュース。これ、濃くて美味しいんです。 ハスカップは千歳をふくむ勇払平野をはじめ道内各地で自生する(といっても、その辺に生えているのは見たことない)スイカズラ科の落葉低木。 アイヌ語の「ハシカプ(枝の上にたくさんあるもの)」という言葉が由来で、「不老長寿の実」として古くから食べられていたものです。 見た目はブルーベリーを大きくしてほっそりさせた感じ、味も似ていますが、ジュースにすると真っ赤なんですねえ。 この甘酸っぱさが子どものころちょっと苦手だったけど、今はほんと美味しい!って思えます。 日持ちしないため生の実は出回っておらず、冷凍品やジャムやジュースなどの加工品が手に入りますが、千歳空港に行かれる機会があればぜひこの濃厚な生ジュースを味わってほしいです。 |
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9月17日 Fri 「正解は‥」![]() スズメの砂浴びしたあとの穴でした〜 水浴びは見たことがありますが、砂浴びするところははじめて!! それは秋晴れの気持ちよすぎる朝、道庁池すぐそばでのこと。 3匹くらいだったかなあ、砂地にできた小さな窪みでバタバタ羽をさせながらクルクルまわっているスズメたちの姿が目に飛び込んできたのです。 「あ!砂浴びだ!ぎゃーかわいいー!そうだ、カ、カメラカメラ‥」 ってやってるうちにすぐに飛び立ってしまいました。 ちょっと近すぎたのでしょう。 ああ、こんなに穴ができちゃってるよ。 集団でいつもここでたのしんでいたのがわかります。 1時間くらい草葉の陰から見張ってたら、また見られそう。 スズメのフグがソファーの上でバタバタしながら砂浴びもどきをやっていた姿が思い出されます。 ああ、旅先の札幌でいいものを見てしまった。 これだけで、またこようって思ってしまう。 応募してくださった方々、ありがとうございました。 正解者は倉敷にお住まいのKさんです。おめでとうございます。 ベランダの植物を抜いたプランターにやってきたスズメたちが砂浴びをしたら、こんな感じの跡が残っていたそうです。 さすが、一度見てる方はすぐにピンとくるのですね。 蝦夷みやげ、近々お送りしますので、おたのしみに!! ![]() ちなみに、こちらを思い浮かべた方も多かったのではないでしょうか。 2007年の夏に撮ったアリジゴクの穴の様子です。 こちらは虫なので、穴はちっちゃいです。ちっちゃいけど、恐ろしい。 ![]() 池にはマガモが。 子育てシーズンになると親子で連なり移動する姿がよく地元のニュースで取り上げられていた。 ここの脇のベンチで読書したり、ぼーっとしたりして過ごしたら最高に幸せだろうなあ。 ![]() しかし、すぐお隣では中国人の団体客がぞろぞろ。視線の先は‥ ![]() 赤レンガの名で親しまれている、旧北海道庁本館。 アメリカ風のネオ・バロック様式だそうです。 無料で一般公開されているって、この時はじめて知りました。 |
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9月16日 Thu 「何の穴だと思いますか ?」![]() 正解者、先着1名様に、ささやかな蝦夷みやげプレゼントします! 気軽にご参加ください。 ヒント:はじめて見ました!時間が許せばずーっとここに居て観察していたかった。 |
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9月15日 Wed 「蝦夷地、駆ける。」![]() 網走へむかう飛行機からの眺め。 うわーやっぱり違うなあ。原生林のみどりと畑のパッチワークがどこまでも続いて、ところどころに小さな町。 ![]() 目的のひとつである、ドングリ拾いも友人を巻きぞいに(アリガトウ!)一日中へとへとになるまで満喫した。 北海道のオークは虫食いが少なくて大きくてかたちもきれいで、本州産より断然イイ。 創作の材料集めなのだけれど、たのしくってたのしくって、何時間でも拾い続けられる。 今年は猛暑のせいで、実りが遅れていて青ドングリが多め。 ![]() なつかしいオンコの実も真っ赤。昔学校帰りによく採って食べたなあ。 ![]() コロポックル(アイヌよりはるか昔から住んでいたんだ!)が隠れているラワンブキ。 『だれも知らない小さな国』また読みたくなる。 傘にしたら、さぞたのしかろう。いいなあ。ラワンブキ! 実は今回はじめて訪れた北大植物園。 樹木園、バラ園、自然林、高山植物、温室、博物館などの重要文化財建物、北方民族資料室など、興味のある人には1日かけてまわりたい、たいへん魅力的なスポット。 ぜーんぶまわりたかったけど、なんせ時間が足りない。 ということで、絶対おさえておきたいところを開園9時から12時までたっぷり3時間かけてまわってきました。 北方民族植物標本園にはアイヌやウイルタ、ニブフなどが衣食住、薬、まじないなどに使ってきた植物が植えられ、ひとつひとつに簡単な解説がついているので、たのしい。 そのへんに生えているものはすべて利用したんだなあ。 北方系の植物は色合いといい姿といいい、なんだかやさしい雰囲気。 温暖な地域の植物は生命力みなぎりすぎて、やっぱりわたしはこっちが性に合っているなあとしみじみ感じる。 ![]() 毎日、少しずつアップしますね。 +++ 4日間も離れていたフグは、そうとう淋しかったらしく、再会の時はかなり怒っていました。 (病院初日はほとんど食べなかったらしい) 飛びついて甘えてくるのかと思いきや、目をあまり合わせず、おいでといってもすぐに来ない。 「どうしてひとりにしたのさ」と言わんばかりに、いっぱい噛みついてきて。 号泣しながら抱っこしてひたすらゴメン、ゴネンと謝ると、目をつむり、やっとグルグルいいだして、手をいっぱいなめてきました。 こんなに離れるのはお互いストレスだ。 北海道ツアーすっごく楽しかったけど、フグのことが毎日心配で心配で。 とうぶん大旅行はしません。 |
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9月10日 Fri 「いざ、北へ!!」![]() いよいよ、明日から北海道です。 帰省と観光半分、仕事半分です。 1日目はのんびりできそうですが、あとはすべてタイトスケジュール。 久々に家族にも友人にも逢えるし、前からずーーーっと行きたかった北方民族博物館にも行けるし ほんとうにワクワク。 今年の北海道は内地(本州のこと。むこうのひとはそう呼ぶのです)並みに暑かったそう。 ほとんどの家庭はエアコンなんてものはないから、ふうふう言いながら寝苦しい夜を扇風機で凌いだらしい。 そう、北海道人は30℃超えると廃人になるのです。 でも、ここ数日で朝晩はすっかりひんやりしてきて、やっと秋の気配が漂いはじめたのだとか。 ああ、あのひんやりした空気がたのしみ。 3泊4日の荷物はリュックにぎゅうぎゅう詰めでいくことにする。 フェールラーベンのリュックはたぶん一番大きいタイプで40リットル。 北極ギツネマークがカワイイ。 (フェールラーベンとは北極ギツネという意味) そぎ落としたつもりだけど、いれてみると、パンパンだ。 デイバックとしてつかう黄色いリュックはくるくる巻いてイン。 無印のきんちゃくは洋服や下着、カメラの電池や充電器なんかを小分けするのにすごく便利です。 きっちり分類するとこはさすがA型だねと言われそうですが、 今までいろいろ忘れ物をしてきた歴史があるからこその準備なのです。 パンツや靴下の数がなぜか足りない‥なんてしょっちゅうですから。 ![]() すぐ参加してくるひと。 いれもの系が大好きで、リュックにもすぐ入ろうとする。 ![]() こちらは普段の自転車用買い物リュック。 キッチンでなんかもぞもぞしてるなーと思いのぞいてみたら、ポケットにくるんとおさまってた。 暑いとナイロンのつるつる感が気持ちいいみたい。 今晩からしばらくフグとお別れ。 もう泣くかも。 ではでは、帰宅後、北海道ツアーのご報告をしたいと思います。 |
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9月8日 Wed 「お知らせです。」 11月に恵文社さんで予定していたミニフェアですが、家庭の都合でどうしても都合が悪くなってしまって 来年の1月2日から15日までに変更してもらうことになりました。 『North Land』のテーマにはふさわしい寒い季節での開催で、たのしみです。 来年というとまだまだという感じですが、でも3ヶ月なんてあっという間に過ぎてしまいます。 気を引き締めなければ。 ぜひ京都観光がてらお越しください。 ミニフェアという呼び方が「いつもよりミニ?」と思われてしまうかもしれませんが 内容はいつもの個展と変わらずで、いろいろ楽しんでもらえるよう準備していますので、お楽しみに。 それにしても、日本の記録的猛暑、ロシアの熱波、南米の寒波、中国の大雨など、異常気象のニュースがいつにも増して気になった2010年、わたしたちの暮らしも環境も、想像を絶するスピードで変化していっているんだなあと容易に察することができます。 変化を、進化を求める人間ですから、誰も止めることはできないだろうし、いくところまでいくのでしょうが。 500年後の地球とか見てみたい気がするけど、どうなっちゃってるんだろうなあ。 文明の利器にどっぷり使っている今の自分たちの暮らしを思った時 いつも思い浮かべるのは生まれ育った故郷、北海道の風景です。 冷たく澄んだ空気、やわらかい日差し、透明な川の水、いつもそばにあった森の緑。 離れてしまったからこそ、いっそう憧憬のまなざしで見てしまうのかもしれません。 生まれ故郷の存在は、自分が形成されるうえでものすごく大きな核となっていると、最近つくづく感じています。 『森と糸』同様、『North Land』もこれからずっと自分の中の大事なテーマになると思ってます。 |
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9月6日 Mon 「トリエンナーレ、38℃の名古屋!」![]() 連日の猛暑でぐったり、出かける気が起こらない〜 そうなりがちですが、やはり、暑いからこそ外に出て新しいものに触れ、暑さを忘れることが大事! ということで、Kちゃんと、あいちトリエンナーレ2010へ。 土曜日の名古屋は予報通り38℃。 外の熱気はただものじゃなかった‥ 照りつける太陽に頭クラクラ、まとわりつく湿気、温室に入ってるみたいだった。 そんな外の暑さをよそに、会場のひとつである愛知芸術文化センターは天国のような涼しさ。 なんの予備知識もないままいきましたが、そもそも現代アートって予備知識なんているもんじゃないと思うし 小難しい形容なんかせずに、わ、カワイイとか、すご〜いなんて感じで気軽におもしろがればいいものなんだよなあ。 シュールでぶっ飛んでて心地よくって、時々眠気に襲われる(いい意味で)非日常のきらりと光るもの。 やっぱり日常にも潤いが大切です。 ![]() 入場券があればベロタクシーにも乗れます。 京都では見たことがあるけど、まさか名古屋で乗れるとは思わなかった〜 せっかくだから長者町の会場まで乗せていただきました。 自転車のほうがずっと速いですが、人力車の現代バージョン風でゆったり気分を味わえます。 あいちトリエンナーレ2010 (〜10/31まで) http://aichitriennale.jp/ ![]() 夜ごはんはSoup Stock Tokyoで。 無添加で手間ひまかけたスープはどれを選んでも外れがなくて、ほんと旨い。 いつもシーフードカレーが定番ですが、この日はオマール海老のビスク、緑の野菜と岩塩のスープを。 Kちゃんの冷たいとうもろこしとさつま芋のスープも美味しかった。 あんまり美味しいので、帰省のお土産に冷凍スープを送ることにしました。 自分にも注文したいくらい。 |
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