■home |
10月31日 Fri 「カメラ戻る。」 昨日やっとカメラを取りに警察へ行ってきた。 車で片道1時間ちょっとかかる所だったので、なかなかすぐに行けなかったのです。 カメラは無事だったし、もちろん中のデータも無事。ホッと胸をなで下ろす。 そして、拾ってくれた方に感謝のしるしに手紙を添え菓子折りを送る。 受けた親切は、今度は私がだれかにしてあげなければ。 + 写真は静岡の公園で見つけた、ヨーロッパナラがたくさん植えられた森。 こんなにあってどれも高木なのに、いっこもドングリが落ちていないのがふしぎだった。 園内の地図にも紹介されていないようで普段からほとんど人が訪れないのだろうなという雰囲気だった。 実にもったいない。 + お部屋で育てられるきのこの栽培シリーズ、今年の販売が始まったようです。 今年は、しめじ、ナメコ、エリンギを注文。 しめじ、エリンギは初挑戦。 ナメコはあのヌメヌメ感もおもしろいし、予想をはるかに上回る収穫に大満足だったので今年も注文しました。 + うちの家族がかかわっている展覧会をご紹介。 『EN博2』11月10日まで開催中だそうです。 目黒といえば‥意外に女子に人気の寄生虫館という面白いスポットもありますし (サナダムシTシャツに寄生虫キーホルダー‥すごいラインナップだ) お近くに用事がある方はぜひに。 |
10月29日 Tue 「まめまめ」 就寝前の編み物復活。 2個目にいく前に‥余り糸でまめミトンを制作。 (あいかわらず細かい作業がすきだね〜という声が聞こえてきそう) ずっと前にいただいた白い糸は朝光テープさん(びわこふきん、私も愛用してます)のもの。 デコボコの撚りがどう出るかなあと思ったけど、かえって不揃いな感じがよかったみたい。 ただ、一本一本が短いので、何度も何度も結びながら編むことになります。 (だから裏返すと結び目ばかりです) 小さいだけにあっという間 (ふた晩で)に完成。 ミトンといえば、ウクライナ民話の『The Mitten』というおはなしが大好きなんですが (森の中、冬、手袋、動物たちというキーワードだけでもう) こんなにちっちゃいミトンなら、ネズミの子一匹でキュウキュウかも? 肌寒くなってくると、あったかいおはなしが恋しくなります。 + 仕事の制作もちゃんとやっております。 今年はどんぐり標本箱の販売(受注)も予定していますので、おたのしみに。 |
10月24日 Fri 「キツネノタイマツとドイツトウヒ」 今年の秋は、腹菌類づいている。 ツチガキは先月の岩屋緑地、そしてその後静岡の公園でも発見、ひと秋で別の場所で2度も見ることができた。 もうそれで今年はじゅうぶん満足だった。 しかし、腹菌類運は続いていた。 おとといは、名古屋でキツネノタイマツを発見! しかもあっちこっちに群生していた。 ドングリを拾っていると、草むらからにょっきり赤いものが出ていることに気づく。先端がヌンメリ光っている。 こ、これはウワサのキツネのナントカ‥!(正確な名前が出てこない) よーく見ると、そこらじゅうにょきにょき生えていた。半分くらいはしぼんでクシャっとなっている。 しばらくして冷静さを取り戻したあと、たぶんキツネノタイマツだったかなあと思い出す。 熊楠の本にもたしか載っていたと思う。 でもキツネノエフデなんてキノコもあったし‥どれがどんなだったか、はっきりいって自信がない。 こういう大物が見つかった時に限って、カメラを持ち歩いていないという不運。 しょうがないので、このキツネのナントカを採集して帰ってから調べることにした。 採ったはいいが‥なんだか匂う。臭い、臭いよ、このキノコ‥ その後、この悪臭を放つキノコがはいった袋を片手に、名古屋の街を歩く。 山渓の『日本のきのこ』でさっそく調べてみる。 やはり写真と特徴から、キツネノタイマツのようでした。(似た姿ではキツネノロウソクなんていうのもあります) “濃緑褐色の粘液化したグレバをつけ悪臭を放つ”とある。(グレバ→胞子をつくる部分) この匂いでハエをおびきよせ粘液を運んでもらうんだそう。 持ち帰ったキツネノタイマツのグレバは取れたり乾いたりで、こんなアリサマです。 白くてまるっこい卵みたいなのは幼菌です。 キノコの根元にたくさんありました。 最近知ったのですが、鳩時計の重りってドイツトウヒの松ぼっくりをモデルにしていたんですね。 (ちなみに、鳩時計と呼ばれていますが、ほんとはcuckoo clock、カッコー時計です) 本場ドイツの鳩時計、ゴージャスです。 |
10月21日 Tue 「カメラ、見つかる!」 今朝、○○警察署から電話。 電話がなった瞬間、あ、もしかしてカメラ見つかったのかな、と思った。 行方不明だとわかった日に、念のため、立ち寄った公園の事務所とレストランに連絡先を伝えておいたのだ。 カメラは日曜の朝公園を散歩していた方が拾ってくれて、近くの警察署に届けてくれたそうだ。 そして、警察が公園のほうに連絡を取り、落とし主が判明したというわけなのです。 わたしのほうは警察に落とし物の届け出をしていなかったので(なぜかそういう考えが浮かばなかった。普段からあんまり信用してないからか?笑)もし担当の人がそのまま公園に連絡もとらずそのまま放置していたら、たぶん保管期間の3ヶ月は過ぎ、処分されていただろう。 (個人情報が入っているものについては、落とし主が見つからない場合でも拾い主はもらう権利はないらしい。画像データも立派な個人情報だけれど、カメラはどうなんだろう?) 親切な人に拾われてよかった〜 そして○○警察にも感謝。 ひさびさに、バンザーイと声をあげて喜ぶ。 取り急ぎ、拾い主の方にお礼の電話。 警察の人の話によれば、落とし物が見つかっても拾い主にお礼の電話もせず(もちろん謝礼もせず)、 拾った人がけしからんっ!と怒り警察に文句を言いにくるというケースがけっこうあるんだそうです‥ + 種蒔き第二弾。 ゴマ粒より小さい芽。こちらは1ヶ月前に播いたリトープスです。 こんなに小さくても、ふたつに割れててちゃんと窓ができている‥!スゴイ! みどりの綿がやっとはじけました。 やはり窮屈な鉢だったせいか、苗も小さめ、そして実も小さめです。 実の重さで倒れないように竹の棒で一本一本添え木しています。 |
10月20日 Mon 「HPリニューアル」 HPリニューアルしました。 8年間でいろいろたまっていた古いログ、路地裏ネコ写真館、ルナティックブック、リンクページなど、 更新が滞っていて今後もあまり更新しないだろうと思われるものは、思いきって整理しました。 路地裏ネコ写真館もルナティックブックもどちらもそれぞれ好きだといってくださる方がいらしたので、 なくしてしまうのは心苦しかったのですが、その変わり、日々の更新と仕事のほうで反映できたらと思っています。 シンプルに、やりやすい方法が見つかれば、柔軟に変化してゆくのも大事なことだなあと最近思うのです。 とくにコレクター気質のわたしはなんでも溜めこみがちなので、時々こうして風通しをよくすることも大事かと。 (あんまり溜めこむとちょっと苦しくなってくるんですよね。部屋といっしょで) そして、だれでも気軽にHPやブログを持つ昨今、 固定リンクというものにもこだわらないほうが自然な流れとも感じました。 みなさんに見て欲しい、紹介したいサイトなどありましたら、随時リンクするというかたちがベストと思うようになりました。 日々の発信は“苔サビ帖”から“ルナティックブック”へとタイトルが変わりました。 ルナティックブックという言葉が気に入っていたので残したかったんです。 ややこしくて、すみません。 そして“月夜にタコノマクラ。”は“tukiyo"に。 短くシンプルにといろいろ名前を考えたのですが、やはり響き優先で、tukiyoに決めました。 まだUP終えていませんが“森のスイヨ”は、写真を楽しんでもらうページです。 言葉はありません。写真が言葉の代わりです。 スイヨとは睡余(眠りから覚めたあと)のことです。 森のスイヨは一番最初につくった本のタイトルなのですが、 これも気に入っていた言葉なのでここで使うことにしました。 サブに使っていたデジカメがただいま行方不明。 週末公園歩きに持ってゆき、帰宅後にないことに気がついた。どこに落としてしまったんだろう。 全然見に覚えがないのです。 もう何年も使ってるものだけど、写りが気にいってたので大ショック。しょぼ〜ん。 + その公園歩きの時に収穫したシリブカガシのドングリ‥です。 (コーミングにウツツを抜かして注意散漫になっちゃったのか) 表面の白っぽいロウを磨くとこんなにピカピカに。 そのままブローチになります。 |
10月13日 Mon 「体感する。」 大人もそうですが、子供たちってほんとにドングリ、キノコ大好きです。 ちいさなキノコを見つけては「ネズミの傘だ!」と大喜び。 箱にいいものが入るたびに無言で(でも満面の笑顔)見せにきてくれる子、 葉っぱの先にちょこんとついてる小さな小さな黄色い繭やエメラルドグリーンのきれいな芋虫を見つけたり 箱からこぼれんばかりのキノコを収穫する子、なんかこの辺キノコの匂いがする‥ (みどりの中は五感が敏感になる?)‥などなど、さまざま。 子供の感性ってほんとストレートで面白いなあ。 第一部、第二部、あわせて2時間弱歩きまわりましたが、楽しくてあっという間の散策でした。 キノコの名前もろくに知らないドシロートの私が案内人をするなんてほんとに無謀だよなあと思いましたが でもみんなで一緒に森の中をウロウロしながら面白いものを探す喜びを感じてもらえたら、それが一番だと思っています。 今回の“森の標本箱つくり”は、「探す」「標本箱をつくる」「見せあう」この3つの行程をそれぞれに楽しんでもらいたくて考えた野外教室です。 ただ漫然とみどりの中を散策するのも気持ちいいのですが、 こんな遊びかたもあるんだと体感してもらえたら嬉しいのです。 薄紙に葉っぱの葉脈を色鉛筆で写しとるフロッタージュをいう遊びもいっしょに体験してもらいました。 ツリーにぶら下がっている紙がそれです。 箱もフロッタージュの紙もみんなそれぞれ出来上がるタイミングがバラバラなので みんなの作品がぜんぶ揃った写真はないのですが、雰囲気だけでも伝わるでしょうか。 みんな作りだすと夢中です。 お行儀よく並べる人、絵を描くようにコラージュする人、箱の外に葉っぱを貼りつける人、 ぎゅうぎゅう箱いっぱい山の幸の人‥ うーん個性が出て面白いです。 お気に入りの素材をいっぱいつめてつくった標本箱を「魔法の箱」と得意そうに呼ぶ子もいました。 ラベルには「魔法の箱」って書いたのかな。 + 人前でお話するのも団体行動も苦手な私がこのような野外教室をやらせていただくことはものすごーく不安だったのですが、主催者のお二人がすっごくテキパキかつ気持ちいい気遣いをしてくださる方だったので、ものすごくやりやすかったです。ほんとうにアリガトウ。 遠くから来てくださった方々、参加してくれた友人達、3人ぶんのお手紙と贈り物を持ってきてくださった方、 差し入れを持ってきてくれたクラピエのNさん、Cちゃんのお母さん、そして一日助手としてつき合ってくれた家族、みーんなアリガトウ! |
10月12日 Sun 「みんなでつくった標本箱。」 青空のした。みんなで「楽しく」ものつくり。ソラツクリ。 主催のYurinokoさん、イシカワさん、そして野外教室に参加してくださった皆さまのおかげで 無事終えることができました。 本当にありがとうございました。心より心より感謝を申し上げます! もう楽しくって、あっとう間の一日でした。 合間に他の方のワークショップ、喫茶店にも遊びにいこうと思っていましたが、全然時間が足りなくて叶わず!残念! しかし、野外教室「森の標本箱づくり」はみなさんにたっぷり楽しんでいただけたようで、何よりでした。 予想を上回るご参加、ありがとうございます。 定員に達してしまい飛び入り参加できなかった方々、すみません。 それと、箱が足りないならこれ使ってと提供してくださった方々にもほんとうに感謝です! 宝もの探しの達人・お子さんもたくさん参加いただき、ほんとによかったです。 前日のきのこ観察会でいいところは結構採られてしまったかなあと心配していましたが いやいやなかなか、いろいろな怪しげなキノコ、揃っていましたよ。 ドングリ、木の実もいっぱい。虫食いの葉っぱもいろいろ。 箱いっぱいてんこもり!の宝ものを見つけて、みなさん笑顔! 続きます‥ |
10月11日 Sat 「明日、ソラツクリ。」 明日は清々しい秋空が広がりそうです。 休憩所前の広場はゴザをもって寝転ぶのに最高! ではでは明日、ソラツクリ会場でお待ちしております。 |
10月9日 Thu 「ドングリスマツボックリキノコ。」 公園通い。 腕を大きく振り上げ勇ましく歩くおばちゃんや、松ぼっくりを投げて遊ぶブラジル人を横目に、 ひとり松ぼっくり拾い。 時々、エビフライになりかけを見つける。 今年のエビフライはどこで拾ったんだっけ‥ そうそう、天竜に向かう途中の山の中で見つけたのでした。 いろんなところでコーミングしてると、記憶がごちゃまぜになるので、やはり標本ラベルは必要です。 なかなか編み物する時間がなくて、ずっとこの状態です。(こういう手袋もあるけど) はやく完成させて、次のを編みたい。 手がウズウズ。 + 公園通いも忙しいですが、今月は植物園通いもしてました。 名古屋と京都。 京都ではちょうど「きのこ展」も開催中。(今年は2週連続「きのこ展」がたのしめる!) きのこ染めのコーナー、きのこの胞子を顕微鏡で見るコーナー(キレイ!) オナジミのきのこ同定しますコーナー。 きのこは植物園近くの公園で採集されてきたものだそう。 関西のきのこ‥どんなのがあるんだろう。 そして、ほのかなきのこ臭に誘われ、窓側のテーブルに。 ずらりと並べられた迫力満点採れたてのきのこ標本たち。 おくるみにすっぽり包まれたミヤマタマゴタケ、ヌメ〜っとしてるツマミタケ、 図鑑でしか見たことのない巨大オニフスベ(白ではなく茶色でびっくり。ほんとにきのこかい)、 右画像は、ササクレヒトヨタケ。 もっと時間があればいっこいっこじっくり見たかったなあ。 きのこ最盛期の10月は、植物園やネイチャーセンター、自然史博物館などあちこちで きのこにまつわるイベントが開催されていると思います。 興味がおありの方はぜひ一度! 植物でも動物でもない“菌類”であるきのこが森の中で果たす役目を知ったり こんな変ちくりんなものが存在するのか!という新鮮な驚きを体験すれば もっともっときのこへの愛着?がわくはずです。 12日のソラツクリでは、エビフライも展示しますよ。 |
10月6日 Mon 「葉は危険、ハリモミ。」 マツ科トウヒ属、ハリモミの松ぼっくり。 湿気で鱗片がとじています。 とじた姿は、ドイツトウヒの松ぼっくりにそっくり。 このハリモミ、葉がものすごく硬くて尖ってて、ちょっと触れるだけで飛び上がるほど痛いんです。 まさに針のごとし。 大きすぎてカメラにおさまりませんでしたが、樹形はクリスマスツリーです。 この大きな木にイルミネーションをつけたらきれいだろうなあ‥ と思う一方で、やっぱり雪がほとんど積もらない地域のクリスマスツリーはいまひとつ盛り上がれないなあとも思う。 あのぴんと張りつめた空気、音のない世界、すべての景色が白に変わる世界でなければ‥ 12日のソラツクリのイベントでは、さまざまな松ぼっくりも展示しますので、お楽しみに。 岩屋山は広葉樹が中心の森なので、松ぼっくりはなかなか拾えませんが、 広葉樹林ならではの楽しみ(ドングリ、キノコを含め)を探してもらえればいいなあと思います。 |
10月2日 Tue 「あかの箱。」 みどりに囲まれての野外教室、ですぐに頭に浮かんだのは“あか”のイメージでした。 あかい色はみどりによく映える色なので(いわゆる補色調和です) 前々から、みどり”と“あか”で遊んでみたいなあと心密かに思っていたのです。 ソラツクリのイベントで開催する「森の標本箱つくり」では、 この真っ赤な箱をお渡しし、それを持って森の中を彷徨っていただきます。 ご自分の足で、目で探してきたものを箱にいれていただき、自由にコラージュし 自分だけの標本箱をつくっていただきます。 つくるといっても、難しいことはありません。 目についた好きなかたちを集めるもよし、一点集中型、色で遊ぶ、立体にする、脈絡なし等。 とにかく、自由に。 持ち寄った標本箱にラベルを付け、みどりの中で展示します。 “探す”“つくる”“見せ合う”。 どの行程もそれぞれ心躍るたのしい時間になると思います。 出張小さな博物館、さーて何をもっていこうかなあ。 + clapierさんに多肉とシダの花器を納品してきました。 長いお付き合いだった clapierさんへの納品はこれで最後になります。 (もちろん、時々お店にはおじゃまさせていただきますし、お付き合いがなくなるわけではありませんが) いつも優しく寛大なclapierのNさん、今までお買い上げしてくださったお客さまには本当に感謝、感謝です。 ありがとうございました。 まだ始めて6年ですが、いろいろつくっていると、自分の使いたい好きな植物がはっきりとわかってきます。 これからはそれをもっと勉強して仕事につなげていきたい‥そんな気持ちです。 最初は苔玉や花器だけの制作でしたが、その後個展もさせていただくようになり、標本箱などいろいろやるようになって正直このままじゃいけないなあ、どれも中途半端になってしまう、ちゃんとしなくてはとずっと考えていました。 あれもこれも同時にやれるほど器用ではないのです。 ひとりでやっていると、いろんな壁にぶち当たります。 人に相談するのはそうそうしない人なので、しばらくぐるぐる自問自答しつづけ、考えに考えて結論をだします。 でも、どんなに長い時間をかけても、結局はじめに思ったことが答えになることが多いのですが。 コケもふしぎ植物も、今後は個展などでお見せできたらなあと思っています。 |
■home ■前の月 |
Copyright 2000-2008 by manako. All right reserved. |