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9月30日 Tue 「霧雨の中。」






ソラツクリの開催地である岩屋緑地を歩いてきました。
こんな空模様ですからウォーキングしてる人もほとんどいなくて、森の中はとても静か。
野鳥のさえずりと虫の声、そして樹々のざわめきに包まれます。
こういう日に一人で歩くのもなかなかいいものです。
心が無色になるというかカラになっていくというか。


少し肌寒いかなあと思っていたけど、歩いてるうちに身体がぽかぽかしてきます。
当日はたぶん晴れるはずだから(と願いも込めて)思いっきり気持ちいい森林浴が楽しめると思います。




出てる、出てる! 寄り添ってる!
ときめきの小径沿いにテングタケ科の仲間が。





カレエダタケ? あたり一面にぐわあっと群生していた。まるで森の珊瑚礁!





大物も発見。思わず「あ!」と叫ぶ。
はじめて見ました。フクロツチガキ? ぷっくりツヤツヤ〜
一見、木の実みたいに見えますが、腹菌類のキノコです。
外の皮がずいぶん壊れてます。

このキノコ、ツチグリと同じで、真ん中の実のような部分(内皮)を突っつくと
煙(胞子)がぷはーっと飛び出します。
地味な遊びですが、けっこう面白いのです。

奥深いところに入っていかなくても、道沿いでこんなに面白いものが見られます。
目が慣れてくるとどんどんいろんなものが見えてきます。

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当日10月12日は、岩屋緑地内のすぐお隣、視聴覚教育センターにて「きのこ展」も開催中!
珍しい野生のキノコたちが所狭しと並べられた部屋は圧巻。
私もぜったい見にゆきます!


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9月26日 Fri 「秋の夜に思う。」








右がスーパーで買った地物の栗。おっきいです。左が2週間前に公園で拾った栗。

忘れがちですが、栗はブナ科の植物、これも立派などんぐりの仲間。
甘くて美味しい栗は動物たちにとってもご馳走です。
子孫を残すための防御としてあのようなイガイガの衣をまとい種子をまもっているんだそうです。
‥たしかに海界のイガイガ、ウニもご馳走です。


野外教室の展示についてあれこれ考えています。
森(四季ときめきの森っていうんです)へ続く道の脇に大きな木が立っているから、
それをうまく使いたいんだけれど。
いろいろ練っている時がほんと楽しい時間です。


そして。
今年中にHPリニューアルを考えています。(ほんとは今月中‥の予定だったのだけど)
下手ながらも始めた頃の“勢い”というものが輝いて見えるなあ。

いやいや、でもでも。
発信したいことが明確になってきたぶん、あの頃とはまた違う良さが生まれてきてるはず。


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【お知らせ】

本日“森の標本箱つくり”参加希望のメールをくださった方へ。
すみません、わたしの手違いでメールを削除してしまいました!
大変お手数ですが、再送していただきたくお願い申し上げます。



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9月23日 Tue 「秋の野山でフォレストコーミング」











10月12日の日曜日、愛知県豊橋市 岩屋緑地公園で“ソラツクリ”というものつくりのイベントが開催されます。
企画されたYurinokoさんからお誘いをうけ、わたくしも参加させていただくことになりました。

どんぐりがぽとっぽとっと降る森‥枯れ葉カサコソ気持ちいい足もと、虫の声、ぬらめくキノコたちがお出迎え。
誰でも参加できてたのしいものがいいなあと思い「森の標本箱をつくろう」という野外教室を考えました。
森の中で自分の目に飛び込んできたへんなもの、ふしぎなかたちをいっしょに探しましょう。


■ソラツクリ 〜青空の下、楽しいものつくり。

 10月12日(日)pm1:00〜pm4:30 雨天延期(翌日)
 場所:愛知県豊橋市 岩屋山緑地公園(大岩町字火打坂19他)
 アクセス:お車(無料駐車場有り)JR東海道線「二川」駅下車、徒歩約10分

「森の標本箱つくり」

 時間:1時間くらい。1時からと2時から、2度に分けて開催。

 参加費:100円 

 対象:どなたでも。(お子さん大歓迎)当日飛び入り参加も含め20名くらい。

 内容:箱はご用意します。森の小径で見えてきたもの、おもしろいかたち、
 自分がひかれるものを拾ってみてください。
 コラージュするもよし、脈絡なしもよし、自分だけの宝ものを箱につめましょう。
 みんなで持ち寄った標本箱に標本ラベルを付け、みどりの中で展示します。
 わたしに見えたもの、他の人に見えたものの違いを存分にたのしみます。

 ふしぎ標本(出張小さな博物館)も展示予定。

 参加希望の方はメールにて(アドレスはトップページに記載しています)ご連絡ください。



他にもたのしそうなものつくり教室いろいろあります。
「ガラ紡一本織り」「消しゴムハンコ」「竹の工作」「岩屋山のゴミで絵を描こう」など。
休憩所内にて、ドリンクやシフォンケーキなどの販売もあります。

詳細は、公式ブログ ソラツクリをご覧ください。


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9月22日 Mon 「秋の展覧会」








更新がぱったりと止まってしまい、どうもすみませーん。
やらなきゃならないこと山積ですが、いっこいっこ丁寧にこなしてゆきたい、そんな秋の日。


ニット作家の能勢マユミさんから展覧会のお知らせをいただきました。

■BORN FREE WORKS 鎌倉市由比ケ浜4-10-20 SOHO'S 2号室 10月3〜5日 11〜18時

■hygge 兵庫県川西市花屋敷山手町11-1 10月10〜13日 12〜19時


いつも精力的に活動されているマユミさん、今秋は関東・関西2つのギャラリーで展示をされるそうです。
由比ケ浜‥海‥砂浜‥一度は行ってみたいところ。


わたしが親しくさせてもらってる人たちは、気忙しくまわっている世の中から少し離れたところで
マイペースをつらぬく自分にぽっとやさしい光を当ててくれたり、奮い立たせてくれたりしてくれる大切な存在です。

マユミさんもそんな尊敬すべき人物のひとり。
逢うたびにいつも心に残る話をきかせてくれます。
セレンディピティという言葉を教えてくれたのもマユミさん。
たしかに、日常にはあの時の失敗 (もしくはよくないと思われるハプニング)がなかったらこれは生まれなかったよなあというふしぎな偶然が満ち溢れています。
第六感も、物事の本質をみようとする心も、なにか(誰かを)を信じる力も、どれも大切!と最近つくづく感じます。
それらの感覚が鈍っている時って、けっしていい情勢には転がらないような気がする。
自分の気持ちの在り方で、行動次第でどうにだって転がるってこと。


【セレンディピティとは:ペルシアのおとぎ話『セレンディップの三人の王子』からつくられた造語。三人の王子が旅の途中思いがけない出来事・偶然に出逢いながらそれを乗りこえ、大切なものを見つけていくというおはなし。何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉。“何かを発見する能力”のこと】








こちらは、アンヨークさんで開催中の Yurinokoさんの展覧会です。
今日、観にいってきました。
フエルトのうずら、そして、リアルに再現されたうずらの卵‥スバラシイ!

(ご存知の方もいらっしゃると思いますが、豊橋はうずらの生産量日本一。うちも時々、うずらの目玉焼きをつくってサラダの上にのせて食べてます。小人の目玉焼きっぽくてかわいいのです)

Yurinokoさんがフエルトでつくったうずらの卵は、
うずら農家さんから譲りうけたという変わった模様の卵たちを忠実に再現したものでした。
スーパーで見かけるマダラ模様のものではなく、白黒のブチ模様だったり、カフォオレ色だったり、ゴルビー風の斑点、黒い輪ができていたり、デコボコがある凸型だったり、農家さんでしか見られない珍しい卵たち。
(模様が違うから商品として出せないとは、もったいない! こういうのだから買いたい人もいると思うのだけど)
うーん、いいものを見せていただきました。
一日一個卵を産む巨大親鳥も必見です!


■UNYOKE 愛知県豊橋市広小路2丁目28-3 11時〜8時  0532-55-8213 水休 9月30日まで


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9月14日 Sun 「シロオニみっつ出た」






まるで夏の陽気。
レモンユーカリでつくった(ユーカリレモンの精油 10滴 + 無水エタノール5ml + 精製水45ml )
爽やかモスキートスプレー(蚊よけスプレー)を全身にふりかけキノコウォッチング。

スプレーが微妙にかかってない所は襲撃されたけど、なんとなく効いてるような気がした。
市販の蚊よけスプレーが苦手な人でもこれなら大丈夫そうです。
害のあるような成分ははいってないし、なにより、すっごくいい匂い。

薄暗い山道で、まんまるシロオニキノコがにょっきりご挨拶。
足もとの葉っぱを掻き分けたら、あとふたつ顔をだした。





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9月12日 Fri 「赤い毛糸」













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9月10日 Tue 「ふくらんできた」






6月に播いたみどりの綿が結実。
みどり衣の苞(ほう)にすっぽり包まれ、日ごとにふくらんでいる。

播いた時期が遅かったうえに、間引きもしなかったのでどうなることやらと思っていたが、
8月にはいってからめきめき成長、いつの間にやらぽつりぽつりと開花しはじめ、実を結んでくれた。
小さいうちに3つ程実がぽとっと落ちてしまったけれど(水切れは注意してたし、なぜでしょう?)
あとは何とか持ちこたえている。現在、実は8コ。

この小さな実の中からフワフワのみどりの綿がムリムリ飛び出すなんて、ふしぎ。










ぎゅうぎゅう植えはやはりよくないの例。端っこの子がナナメヒョロロ〜ン。
来年は鉢を増やして余裕をもってノビノビと育ててあげよう。







雪柄のミトン、右手完成! 夜、虫の声を聴きながらもくもくと編むという時間が至福なのだ。

アメリカ式(右手で糸をひっかける。編む速度は左手で糸をひっかけるフランス式のほうがはやいといわれている)の編み方の特徴なのか自分の編み方のクセなのか、少し編み目がきつくなってしまうんだけれど、無事手もはいったし、初の編み込みにしてはまあまあの出来映えでしょうか。

教科書は『北欧のニットこものたち』(著:嶋田俊之)という本です。
去年たまたま北欧展というイベントをのぞく機会があったのですが、おばあちゃんたちお手製のなんとも言えない味わい深いミトンたちにきゅうっとなって、あんなの編んでみたいなあと思っていた時に見つけた本でした。

ほんとうは朝から晩までずっと編み続けたいところをぐっと我慢。
本業もがんばらなくては。



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9月6日 Sat 「合間のつもりが」







制作の合間にはじめた編み物なのに、時間も忘れ没頭‥

“1本の毛糸を編んで立体物をつくる”という行為は、
小6の時に友達のおかあさんに教えてもらった靴下がキッカケだった。
むずかしそうなカカトの曲線だってやってみたら案外できるものなんだあなあ、
少々へたっぴでも編み終えたときの達成感がたまらん!と編み物のたのしさにはじめて触れた瞬間だった。

そして、靴下→手袋→セーターと少しずつ大物に挑戦していったけど(かぎ針編みも含め)どれも高度なテクニックが要らないようなかんたんなものばかりつくっていた。

今編んでいるミトンは図案をみながら2本の糸を交互に編んでいく“編み込み”式。初挑戦だ。
むずかしくないけど、目が‥シバシバ!
(図案はとってもこまかいので、拡大コピーしたほうがいいですね)

模様ができあがってくのはとにかく楽しい。あの尖った指先はどんな風に?
できあがり寸法と比べると少し小さいのが気になるけど、手をいれてみたらなんとかはけたので
(北海道では手袋は“はく”という)そのまま続行。


最近手に入れた、Coulter Pineという松ぼっくりはデカいだけじゃなく、ずっしり重い。
計ったら1.2キロあった。
こんなのが頭の上から落ちてきたらケガでは済まないです、きっと。
鱗片がクリンと反り返っています。



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9月2日 Tue 「さて。いったいここはなんの博物館でしょう。」























木の実あたりでピンときたでしょうか。
こたえは、世界のあらゆる楽器がいちどうに並ぶ、楽器博物館です。

大の博物館好きなので、日本全国のおもしろそうな博物館はいちおうチェックしてるつもりだったけど、
うーむ、灯台下ってやっぱり暗いものだ。
楽器の博物館がこんなにおもしろいものだとは思わなんだ。

音楽やってる人なら、心躍るたのしい場所に違いない。
しかし、わたしのような音楽は聴く専門、楽器はまったく弾けない人にとって見所なんてあるのか?
なんていうノリで、浜松に用事があったついでにふらりと寄ったのだが、いきなりのっけからやられてしまった。
なにやら、孔雀をかたどった美しい弦楽器が。 インドのものだそう。
ちゃんと羽根付きってところが、すばらしい。






楽器は触れてはいけないが、どんな音がするのかはそれぞれ備え付けられたヘッドホンで確認することができる。

ピアノやバイオリンといった高級楽器より、見たことのないへんてこな楽器、
とくに動物の毛皮や角、甲羅(3枚目は亀の甲羅!)なんかが使われているフォークロアなものに目がいく。

たとえば、このギリシアのバグパイプ。
袋に空気をため音を出すもので、袋の材質は羊、山羊の皮、牛、馬などの胃袋や膀胱を使うのだそうだ。
牧畜がさかんな地域で多くつくられていたそう。
胃袋‥たしかに牛なんかは4つもあるというし。物資が限られていた時代では貴重な“材料”だったのだろう。
















ミュージアムショップでぶら下がっていた、羊の爪!が束になったチャクチャという楽器。
博物館で見た時は、材質は明記されていなくて、なんだろうって思ってたのだけれど
まさか爪だとは。
振るとカラカラシャカシャカといい音がする。
部屋にこんなのが転がっていたら、「あなたはもしや羊の爪コレクター?」って勘違いされるかもしれません。

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