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4月29日 Tue 「旧木造校舎散策 + 野点」








前から一度は行かなくてはと思っていたのですが、思い立ってからかれこれ1年程経つでしょうか。
豊橋にある、多米民俗資料収蔵室。
市内で唯一残る木造校舎、旧多米小学校。1学年、1クラス。
東三河地区から収集した養蚕、製糸の道具、農具、漁具、生活用具などの民族資料が 各教室に展示されている。

新緑と足もとにはタンポポの黄色、誰もいない校庭に朝礼台。すべてが眩しぎる!























展示資料で、一番興味を引いたのは、やはり養蚕の間。
昭和のはじめまでは養蚕業が盛んだった豊橋は、"繭の町"“糸の町”と呼ばれていたそう。

それまでくず繭として見向きもされなかった玉繭から、糸を取出す方法を成功させ、
玉糸製糸を創業した小渕志ちのことも知る。
(すばらしい技術者だったことはもちろん、駆け落ちのエピソードも興味深い)







校舎のガラス窓一枚一枚に書かれた“タメ”の文字。
どこを見渡しても、全部に刻まれている。
ココロナイ人によるイタズラではなく、そうでもしなきゃ、盗られてしまう時代だったのです。
ガラスが高価だった時代の名残り。















校庭のはしっこの木陰で、野点。なんともゼイタクな時間でした。


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4月27日 Sun 「きのこツリー など、 春の公園にて」


























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4月25日 Fri 「イトマキヒトデ」







今回つくった豆本「標本あそび手帖」は、ヒトデでいろいろ遊んでいるうちにできた
「イトマキヒトデとウニの針山」がヒントになりつけたタイトルです。
実用的なものが好きな自分、一方で、あんまり実用的じゃないものが無性に好きな自分。
両方も、ほんとです。

ウニの殻は割れやすいし、イトマキヒトデもたくさん見つかるものではないので
今回は展示というかたちで楽しんでいただいているのですが、
欲しいと言ってくださる方が意外に多くて、ちょっと驚きました。

「あたし、ウニが好きなんです!」というより、
単純に「ちょっと珍しいし、かわいい」からだと思われます。
見てくださる方の反応は刺激になるもの。喜んでもらえると、やっぱり嬉しい。
長ーい孤独な作業のあとに、あの時間は無意味じゃなかったんだ!と思える瞬間が、やっぱり欲しいんです。


「標本あそび」は、自分の中での普遍のテーマになりそう。
ポケタコを見てくださってる方が思わずニヤリとするもの、またいろいろ発信してゆきたいです。








昨日UPした“穴猫”の上にいた猫。
「なんすか」って感じで見下ろしていた。






2匹の位置関係。


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4月24日 Thu 「買い物たのし、京都みやげ」







寺町通は何度も歩いているけれど、なぜか今まで素通りしていました。

「村上開新堂」。クラシカルな建物には違いないのですが、ぱっと見、なんのお店だかわからない。
京都で最も古い洋菓子専門店、創業は明治37年とのこと。

京都は、創業100年以上の老舗(数百店だとか)がふつーにそのへんの景色に馴染んで並んでいますが、歴史が浅く古い建物に慣れ親しんでいない北の大地出身(ヨーロッパ的牧歌的風景ともいえる)のわたしとしては、京都の奥深さに触れるたびに、飽きもせず何度でも「ほおー」と、感動してしまう。

素敵な“をす”の扉を開け、ほの暗い店内へ。
洋菓子店だったことを一瞬忘れそうな、京都らしい老舗の空気が流れていて、妙に落ち着く。
見た目の素朴さ、名前の奇妙さに惹かれ、ロシアケーキをいただく。
なぜこのような名前なのですかと訊くと、「ロシアの家庭で作られているビスケット菓子をもとにつくられたんですよ」と教えてくれた。
今でこそ、懐かしさを覚えるシンプルなクッキーですが
戦前の日本では、さぞかしハイカラな食べ物だったことでしょう。
けっこう、クセになるお味でした。おみやげの定番品がまた増えて嬉しい。

11月〜3月までの期間限定商品、
池波正太郎も愛したという好事福盧(みかんゼリー)もいつか味わってみたい。





そして、京都みやげ定番品といえば、原了郭の黒七味、そして、柳桜園のかりがねほうじ茶。
どちらも、自分の家用(詰め替え用)と、おみやげ用にいつも買って帰ります。
この黒七味を味わったら、他の七味は買えなくなるのです。すばらしい調合。
ほうじ茶は、言わずもがな、鳥獣人物戯画缶が秀逸。
(時間に余裕がなくってお店に直接足を運べない場合は、高島屋の地下でもふたつとも購入できます)

右のブラシは(いつも店の前を通ると覗かずにはいられない)内藤商店のほうき屋さんで見つけた
長い柄が素敵な徳利洗い。
うちには徳利はありませんが、ビン洗いなんかに使おうと思って。







角大師、ひそかにコレクションしています。
今回三千院で入手した角大師(上3つ)、前に延暦寺で入手した角大師(下2つ)、微妙にタッチが違います。
たくさんあれば厄払いの効果が上がるわけではない。
わかっちゃいるけど、「異形モノ好き」にはたまらない存在です。











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4月21日 Mon 「森と海と欠片展」




















土曜日に、恵文社一乗寺店に再びおじゃましてきました。
展示風景は、このような感じです。
雰囲気、なんとなく伝わるでしょうか。

遠方から来ていただいた方、おひさしぶりに御会いできた方、お祝い(タコノマクラ風パズル!)をくださった方、
タイミングがあわず逢えなかった方々も、ありがとうございました。
ひさびさに、ハートウォーミングな時間を過ごすことができて、ほんとシアワセでした。

展示は4月いっぱいまでやっております。今、外歩きは本当に気持ちいい季節。
いつも京都は秋冬に来ていたのですが、いやあ、うすいピンクと新緑がまぶしい春もいいものです。
ぜひぜひ、のんびり叡電(えいでん)に乗って小旅行、一乗寺まで遊びにいってみてください。


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4月16日 Wed 「今日からはじまります。」








月曜日に無事搬入を終え、今はホッとしてるところです。
前日までのドタバタぶりが今では懐かしいとさえ思えるから不思議です‥

ほんとうは、日曜日から行って一泊する予定だったのですが、
前日の午後からそんな余裕はな、ない!‥という雰囲気が漂い始め
不本意ながら宿はキャンセル、京都の友人と逢う約束も延期にしてもらったのでした。(ほんと、申し訳ないです!)

そういうわけで、京都は日帰りで、搬入は予定通り月曜日に無事終えることができました。
(はじめて新名神でゆきましたが平日だったこともあり3時間弱で到着。なんと約1時間の短縮!京都が近くなって嬉しい)

今回は日程の都合上、お店のスタッフの方に展示をおまかせするかたちなのですが
コワレモノとかコマゴマとしたモノがいろいろあって、本当にご面倒おかけしてしまって、恐縮です。
面白い欠片(かけら)たちがいろいろありますので、ぜひ、恵文社 一乗寺店へ足を伸ばしてみてください。
わたしは、19日の土曜日午後くらいにまた顔を出します。


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4月11日 Fri 「飽和状態。」








箱やら紙やら土やら植物やらコマゴマしたもので部屋は既に飽和状態。
豆本、標本箱、まだまだ制作中です。

今回は宵っ張りはいっさいやめて(超低血圧なので、夜更かししちゃうと翌朝廃人になってしまうので)
朝から集中!を目標にやってきました。
12時前に寝ると体調もいいし、いい感じで集中できましたが、やはりエンジンかかるのが遅かったのでしょう、
ギリギリまでバタバタしそうです。




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4月2日 Wed 「来週。」








桜は満開。しかし、寒い日が続いております。
日中の湯たんぽ復活です。

ワタワタ、気もそぞろ。
今回はガラスや花器などコワレモノが多いこと、そして大好きな京都ということもあり、
直接車で搬入するつもりです。
高速を4時間(開通したばかりの新名神、少し時間短縮になるかな)走って京都入りです。

少し早めの来週末に行く予定なので、かなりあせってきました。
やってないことが、あまりにもあり過ぎて。

今回は間に合うかどうか微妙だった豆本も、少し持ってゆけそうです。
今日やっと本の中身ができたので、あとはひたすら印刷、製本です。
たくさん作れない場合は、もしかして受注をとらせていただくかもしれません。
標本箱ももうちょっと作りたいし、他にもコマゴマとした事がぐるぐる。


去年、もっと観たい!と言ってた『星新一ショートショート』が、なんとレギュラー化!
(願いが通じた? “入眠前の星新一”はあれからずっとお気に入り)
やっぱり好評だったんだー。10分間の非日常を味わえる悦び。
前回の雰囲気、曲もすごく好みだったので、期待大です。



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