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サーミのタッセルつきミトン sami mitten



size  タテの長さ約 20cm、手首部分の幅 約10.5cm

   (おおよその目安→手首〜中指の先までのサイズがおおよそ17cmのヒトの手に
    ちょうどいいサイズです)

color  赤×白

material シルク入りウール


 sold out



*ご注文をお受けしてからの制作になります。1〜3週間ほどお時間をいただきます
(ご注文のタイミングでお届けにずれが出てしまいます。おおよその納期は前もってお知らせいたします)
*誠に申し訳ありませんが、予定数になりましたら受注を締め切らせていただきます。
*もうひと回り大きいサイズでのご要望も承ります。



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サーミとは?

スカンジナビア半島(ノルウェー、スウェーデン)からフィンランド、ロシアのコラ半島にかけての北部に暮らす民族です。その居住区はラップランドとも呼ばれています。

さまざまな生活様式をもつサーミですが、やはりサーミといえばトナカイの遊牧、色鮮やかな民族衣装や毛皮のコート、足もとはトンガリブーツといったいでたちの人びとを思い浮かべます。 (そもそも‥北方民族へ興味を持った最初のキッカケは、昔旅番組で観たサーミのトンガリブーツでした)
そして手には毛皮のミトン。毛糸で編んだものを下にして2重手袋にしていたそうです。 (サーミの編物文化は19世紀にはいってからはいってきたもので、意外に歴史は浅いそうです)

サーミのミトンは民族のシンボルカラー、赤、青、黄、緑をつかったシンプルな連続模様のデザインです。
錫糸で刺繍をほどこした工芸品、民族衣装や織物を見ても、シンプルな十字や波、星、魚の歯の模様など、ほとんが幾何学模様です。
(地域によって文様が異なるようです)

そしてもうひとつサーミのミトンの特徴としてあげられることは、タッセルがついているということ。たんに装飾のためにつけているものだと思っていたのですが、ある絵本を見てから、もしかしてそれだけじゃないのでは‥と思うようになりました。それは、サーミの暮らしを描いた絵本『ゆきとトナカイのうた』(ボディル・ハグブリンク作・絵/サーミの人々と7ヶ月ともに暮らした経験をもとに描かれた作品)に描かれています。その本の中で、コアハティと呼ばれるカマボコ型のテントの骨組みに家族みんなのミトン(ブーツも)をぶら下げている様子が何度も描かれています。たしかに、タッセルのところをちょっと結んで柱に渡してかけておけば、濡れたミトンも乾かせるし、誰のミトンがどこにあるのかも一目瞭然。そうか、テントの中でそのへんにぽんと置いておくと行方不明になっちゃいそうだもんなあ。

ミトンにタッセルは装飾のためだけじゃなく、実用的な意味合いもあったのかも!!
そう思うと、今まで可愛過ぎ?と敬遠してたミトンにタッセルも悪くないなあと。たしかに、椅子とかコート掛けなんかにぶら下げておくと、とっても便利です。


そんなシンプルでうつくしいサーミの文様を取り入れたタッセルつきミトンをつくりました。 2本の毛糸で編み込みしているのであたたかく、シルク入りなので手触りがとてもやわらかいです。



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